プロフィール
nmaruGT
nmaruGT

のき山放送局で紹介されました!





丸地典利です。 
47歳の夏に直腸にガンが見つかり切除手術を経験しました。
この経験を書き留めようと始めたのがこのブログです。 ガンが発見されたことは、自分にとってそれはそれは大きな衝撃でした。自分の中の何かが変わっていく大きな機会になったことは確かです。




 2016年8月29日
このブログを開設して5年が経過しました。 
直腸ガンの手術からも5年が経過し、病院からは成績優秀で卒業証書をいただきました。 何度かイレウスを発症していますが、後遺症は日常生活に殆ど影響しなくなりました。 体のために術後1年目から始めたランニングも、すっかり習慣化して、フルマラソンのタイムを追求するようになっています。
ブログの内容も日常の出来事や未来への活動が中心になってきました。





ガンや手術に関する記事をお探しの方は、2011年9月の周辺をご覧ください。


オーナーへメッセージ


QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 43人

2011年08月31日

検査結果

8月31日、豊橋市民病院で検査結果を聞きました。

大事な検査結果になりそう、ということで妻と、
そして、当日たまたま検診に来ていた母と現地で落ち合い、3人で結果を聞くことになりました。

消化器内科で結果が淡々と告げられました。
癌でした。
直腸に3センチ程の大きさで出来ています。
表面にしわがあり、腸壁に多少深く入っているとのこと。。。

幸いこの一箇所以外、大腸には発見されませんでしたが、念のためということでその他の検査をすることになり、その場で検査日程を決めていきました。
私としては、一刻も早く切除したいのですが、他にも病変があるならいっぺんに直したいという気持ちが強く、全ての検査を最短日程で組みました。

CT検査:9月5日
腹部エコー:9月7日
胃カメラ:9月7日
大腸バリウム:9月8日
内科受診:9月14日
外科受診:9月15日

良性の腫瘍という結果を期待していた妻は、相当なショックを受けていました。
しかし、事実を受け入れて、戦うしかありません。
これからの検査によって、他への転移はないか、癌の正確な位置、進行度合いから、手術の計画が立てられます。
最小限の結果であることを祈るばかりです。


追伸
私は二十代にAflacのがん保険に入っていました。
そのおかげで、初診給付金を受けることが出来ます。
入院、手術の準備など、これから多くのお金がかかりますが、保険のおかげで賄えそうです。
保険のありがたみを実感しています。
  
タグ :がん保険


2011年08月23日

検査

8月23日、豊橋市民病院で大腸の内視鏡検査を受けました。

検査の前日から指定された食事と下剤により腸の中を空っぽにします。
当日の検査は午後3時の受付。その日の午前中まで特殊な下剤を2リットルも飲み続けなければなりませんでした。
飲みやすい味と香り(きつめのスポーツドリンクのような)が付いてはいるのですが、1リットルを越えたあたりから忍耐が試されました。
私は完全に飲み干しましたが。。。

検査は内視鏡をお尻から挿入して盲腸まで到達させた後にゆっくりと大腸の内壁を観察しながらその画像を記録していきます。
痛みなどはありません。多少の違和感はあります。
内視鏡の先端には、水分を吸引したり噴出させたり、空気を送り込んだりする機能があるようです。
内視鏡が捉える映像はモニターに映し出され、自分も腸内を確認しながら検査が進められました。

お尻からから少し入ったあたりに、親指の先ほどの面積がある腫瘍が発見されました。
場所は直腸の中ほどです。
両親の手術に何度となく立ち会ってきた私には、それが何かがすぐに分かりました。

内視鏡では既に切除できない大きさがあり、うっすら出血しています。
検査を担当した先生は、これが検便で検出されたのだろうとおっしゃっていました。

組織を検査するために、先端がペンチの形をした小さな器具で、腫瘍の組織を2箇所からつまみ採りました。
モニターで観察していて、思わず力が入りましたが、痛みは全くありません。

内視鏡の検査は正味20分ほどで終了。
頭の中は腫瘍のことでいっぱいとなり、動揺を隠せません。
妻に何て報告しようか。。。
妻へは、腫瘍があったが内視鏡では処置できなかったこと。
8月31日の検査結果報告で詳細が分かることを伝えました。

その晩は、インターネットでひとしきり調べました。
ただ、調べていくうちに、不思議と動揺はおさまり、全てを受け入れる気持ちが強くなっていくのが分かりました。
この出来事は自分に何らかの気付きを与えるために起きているのではないか。
悪い結果になっても、両親のように強く生きようと。
  
タグ :内視鏡腫瘍


2011年08月03日

検査予約

この記事は1ヵ月後の9月3日から書き出しました。

8月3日のこの日から始まった出来事が、人生を大きく変えていくことになるでしょう。
その事実をどう捉えて生かしていくか、
事実の意味を考えて未来を作り上げる力にしていきたいと考えています。

さて、8月3日の朝、息子を岡崎の体操教室へ送った足で豊橋市民病院へ検査予約を取りに行きました。
春の検診の結果、便の中に潜血が認められ要精密検査となっていたからです。
大腸内視鏡検査を8月23日に予約しました。

この検査予約をする前に、妻と相談したことがあります。
近くの医院でバリウムによる検査を受けるか、大きな病院で内視鏡検査を受けるか。
内視鏡検査はポリープが認められればそのまま処置が出来る利点があること、
大きな病院は症例も多く安心できること、
母親がお世話になり健康を維持していること、などから豊橋市民病院を選択しました。

ここで、両親の病歴を少し、、、

父親は50代で腎臓癌を発症し、片側の腎臓を摘出しています。
腎臓に癌が発生すると、そのろ過機能が衰えて体に異変が起きました。
痛風でまともに歩けないのです。そして血尿。症状が出て癌が発見されました。
手術後は完治し、その後癌の転移はありません。
その数年後には心臓病を患いました。弁が硬化して十分な血流が得られなくなったのです。
手術により、人工弁とリングが心臓に装着されています。
一旦完治したのですが、その後不整脈に苦しみました。が、これも手術により緩和されています。
75歳の現在も元気に毎日メール便の配達をしています。

母親は私が高校生の頃に卵巣腫瘍を摘出しています。
その後、子宮癌、乳癌、70歳目前で大腸癌を発症しました。
それぞれ手術により健康な体を取り戻し、大好きな農業を楽しんでいます。

このように、私は何かあってもおかしくない家系にあるのです。