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のき山放送局で紹介されました!





丸地典利です。 
47歳の夏に直腸にガンが見つかり切除手術を経験しました。
この経験を書き留めようと始めたのがこのブログです。 ガンが発見されたことは、自分にとってそれはそれは大きな衝撃でした。自分の中の何かが変わっていく大きな機会になったことは確かです。




 2016年8月29日
このブログを開設して5年が経過しました。 
直腸ガンの手術からも5年が経過し、病院からは成績優秀で卒業証書をいただきました。 何度かイレウスを発症していますが、後遺症は日常生活に殆ど影響しなくなりました。 体のために術後1年目から始めたランニングも、すっかり習慣化して、フルマラソンのタイムを追求するようになっています。
ブログの内容も日常の出来事や未来への活動が中心になってきました。





ガンや手術に関する記事をお探しの方は、2011年9月の周辺をご覧ください。


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2011年11月24日

すっぱいラーメン

11月23日、すっぱいラーメン


本日、念願の場所へ。。。


2011/9/25 に、下の写真をfacebookで紹介したところ、ちょっとした反響があり、退院して回復したらみんなで行きましょうということになっていました。




そして今日、その日が訪れたのです。




その場所は、岡崎市の「天和」(てんほう)さん。

東三河のおじ様達5人は、その「すっぱいラーメン」に舌鼓を打ったのでした。




意外とクセになる味。。。

4人の素敵なおじ様、ご馳走様でした(笑)  


2011年11月23日

自動吻合器

11月23日、自動吻合器


これが自動吻合器。




お尻から挿入して、レバーをガチャンっと握れば、直腸と結腸が吻合される。

もちろん当の本人は深ぁ~い眠りの中で、何が起きているのか一切分からない。

これを見て、手術のイメージが崩れたと思う。
しかし、確実に正確に吻合できるこの器具に感謝!

これがあったから、肛門が温存できたのだから。。。  


2011年11月19日

朝の散歩風景

11月15日、朝の散歩風景


自宅療養の最終日の朝、ワンコとふるさと公園を散歩。

ふるさと公園の紅葉はまだまだ始まったばかり。

ふっ と見れば、少し色付いた良い枝を発見。









同じ枝でも、撮り方で表情が変わるもんだなぁ~



家の近くの林には、見事な千両の群生!







ずぅーーーっと見てても、飽きんなこれは。。。  


2011年11月19日

低位前方切除術とは?

11月18日、低位前方切除術


「低位前方切除術」って一体何??

これは、私が受けた直腸癌切除手術の名称だ。

ここで言う、「低位」とは、
直腸を切離して吻合する位置を意味し、
腹膜反転部より下を「低位」と呼ぶ。

肛門間近で切離する場合は「超低位」となる。

そして「前方」とは、
口側(肛門とは反対側)から手術行う方向を示しており、
開腹して肛門の反対側から病変を切除することを意味する。
肛門側から手術を行う場合は「後方」となる。


私が体験した手術「低位前方切除術」は、
お腹を切り開き、
病変を直腸とともに切除し、
腹膜反転部より下で、
残った直腸と結腸を吻合する手術のことである。




腹膜反転部より下は、骨盤の底の部分で非常に狭く、手で直腸と結腸を縫合することは困難である。
そこで、現在は自動吻合器によって狭い骨盤の底であっても腸を繋ぐことが可能になった。
自動吻合器が用いられる前は、直腸切除イコール人工肛門を作ることとなっていた。

自動吻合器が開発されてから、「低位」で行う手術でも肛門を温存する手術が可能になったのである。


自動吻合器を使った手術とはどのようなものなのかについては、上図の青枠の中に概略が示されているが、詳しくは次回で説明したい。


  


2011年11月18日

女性の死亡率 第一位

11月18日、女性の死亡率 第一位


物騒な見出しになってしまったが、ここ数年の部位別ガン死亡率において、
女性の死亡率1位は大腸ガンで増加傾向が続いている。
男性の場合も大腸ガンは増加傾向が続いており、死亡率は3位である。

この統計結果における大腸ガンには、結腸、S状結腸、直腸のガンが含まれる。

大腸ガンは殆ど自覚症状無しに進行する。
便秘になったり、血便が出たり、便が細くなるなどの症状が現れた場合はかなり進行していると見てよい。

ガンが目視できる大きさになるまでには数年かかるとも言われている。
このことから、2-3年毎の内視鏡検査を行う等の予防策を講じれば命にかかわることは無いであろう。




私の場合は健康診断の検便に潜血が認められたため、内視鏡検査を実施した際にガンが見つかった。
ガンの大きさから5-6年は経過しているだろうと言われたが、たまたま検便で引っかからなければさらに進行して、深刻な事態になったことだろう。

大腸ガンに罹ってしまった場合は、外科的な切除術が一般的である。
特に直腸ガンの切除術は、骨盤に囲まれた奥で作業をしなければならないことと、排尿や性機能の臓器や神経が隣接するため、非常に困難で高度な技術を要する手術となる。

私が受けた直腸ガンの切除手術がどのようなものだったのかは、次回に説明したい。


  


2011年11月17日

やっと社会復帰

11月16日、やっと社会復帰


10月15日の退院から1ヶ月、やっと社会復帰できました。
ご心配をおかけした皆様、応援していただいた方々、ありがとうございました。

徐々にペースを上げて行きたいと思います。


復帰前日の11月15日は、お祝いもかねて(自分の中で)妻とランチデート。
魚彦会館のランチは感動・感激でした。



  


2011年11月11日

複雑な心境だった(ガン画像)

11月11日、退院時は複雑な心境だった


3週間ほど前の事になるが、退院した10月15日のことと、
疑問を医師へ投げかけた10月24日のことを記しておきたい。


10月15日の記事★ でも書いたように、手術で切除した私の直腸癌はステージ0 の早期がんであった。
ステージ0 の早期がんとは、がんの病変が腸の粘膜内に留まっており、今まで転移の報告が無い根治可能な状態である。
事実、10月15日に医師から受けた説明の中でも、「根治したと言っても過言ではない」という言葉が使われた。

この言葉に、我々夫婦は大いに複雑な心境となった

転移が全く無い粘膜内に留まる早期がんであったのなら、これほどの手術が必要だったのか? と。

排泄の後遺症を生涯背負う覚悟で臨み、6時間半もの手術と術後の痛みに耐えてきたのは、恐らく粘膜下層へ進行しているステージⅠという所見を信じたからであって、そうでなければ別の方法を選択できたのではないか。

「根治したと言っても過言ではない」という所見は大変ありがたいことであるが、腑に落ちなかった。


我々がセカンドオピニオンを実施しなかったことも悔やまれた。
とにかく早く処置したかったし、豊橋市民病院は大腸癌手術において評価の高い病院であったから、必要ないと判断した結果だ。



この件について、10月24日の通院時に担当の医師へ疑問をぶつけてみた。


手術する前に、ガンの進行を正確に知ることは出来ないのか?

答えは、出来ない であった!


ガンの進行を判断するのは、内視鏡に映ったガン画像とCTの画像 である。
私のガンは添付画像に示すように、直腸の内周の約1/3を占めるほど大きく、表面に「しわ」が認められる。
この「しわ」は、これまでの症例と経験から、粘膜より下(粘膜下層)に進行していると判断する目安であった

病変の生画像 突起部から出血してる



色素を付けて判別しやすくした画像「しわ」が分かる



この「しわ」がある限り、ガンは粘膜下層へ到達していると判断されるわけだから、ガンを粘膜ごとめくり取る方法は取り残しによる再発リスクが高いと判断された。
現にこのような事前説明は、9月15日の説明★ でもされている。
もし、この時に正確な進行度が分かっていれば、内視鏡等で剥離する手術が可能だったかもしれない。
しかし、現在の技術では、進行度は目視で判断されるのだ!

医師として病院として、リスク回避と患者の生存率の向上が最優先される。
従って、不確実な目視という方法の中で、最悪の事態を想定した判断が下されるのだ。

私の場合は、ステージⅠの粘膜下層へ進行した早期がんと推定されるから、開腹して直腸の病変および周辺を切除し担当リンパ節を郭清する低位前方切除術となった。


しかし、結果はステージ0 の粘膜内に留まる早期癌であって、めくり取る手術で済んだのではないか?
という疑問が生まれたが、

答えは、めくり取ることは出来ない であった!


私の病変は直腸の内周の約1/3を占め、めくり取るためには少なくとも内周の1/2以上をめくり取る必要がある。
めくり取るには大きすぎる ということになる。
もし、めくり取ることが出来たとしても、傷口が修復される段階で周囲が引っ張られるので直腸の内周が短くなり狭窄を起こしてしまうリスクが高い。
こうなると、便の通じは悪くなるし、最悪は閉塞となってしまう。

従って、めくり取るには病変が大きすぎた ことになる。


ここまで聞いて、やっとスッキリした。

手術をして初めて気付くことも多いが、出来るだけ事前にとことん疑問を解消して手術へ臨むべきである。

それと、セカンドオピニオンは必須かな。


  


2011年11月09日

私のガンはガンではない!

11月8日、
私のガンはガンではない! 


10月19日の記事で、★
<Aflac:スーパーがん保険>に関して、
大腸・直腸癌には特別な解釈があり、
保険上ではガンとみなされない場合がある、と記した。

今回は、そのことに付いて述べたい。


私のガン、直腸癌は、術後の病理診断によれば、
粘膜に限局しているという病理所見であった。
これは後に出てくる
上皮内新生物という解釈になる。

これが意味するところは、
医学的にはガンであるが、
がん保険の上ではガンではないということである。

特に、大腸がんや子宮がんにおいて、
その進行程度によっては上皮内新生物とされて
がん保険の対象疾病例(悪性新生物)から外れてしまう。

Aflacの説明資料(添付写真)によれば、
上皮内新生物は、
腫瘍細胞がそのまま上皮内にとどまっている。

すなわち浸潤をしていないことが、
悪性新生物との大きな違いである。

これら病変は、
上皮外に浸潤していないので、転移もしない

従って、多くの場合、
良性新生物と
同様の手術で根治する



私の直腸癌の場合、
上皮内新生物なのでAflacとしては、

・保険対象外であるから
 診断給付金は支払わない(2口:200万円)

但し、良性新生物と同様の手術ではなく、
悪性新生物を切除するのと同等の手術であったため

・18日間の入院給付金は支払う(2口:54万円)

という結論であった。


大腸癌は死亡原因(2007年)において、
男女を合わせると肺がん、胃がんに次いで3位
罹患率(2003年)では胃に次いで2位である。

この記事を読まれたら今一度、
皆様が加入されているがん保険や
医療保険の約款を見直していただきたい。

大腸癌は罹りやすいガンなのに、
上皮内新生物としてがん保険の対象疾病から
外れる場合がある。

上皮内新生物の特約を付加できるのであれば、
検討した方がいい。





  


Posted by nmaruGT at 00:42Comments(4)投資・保険関連

2011年11月05日

写真は楽しい

11月4日、写真は楽しい


息子の送迎やジムの再開で少しづつ体力と自信が付いてきた。

散歩の距離を延ばして、ふるさと公園の御津側へ行ったりしている。


よくよく目を凝らせば、見所は沢山ある。


ピクニック園地でワンコとボール遊び(2011/10/31)




この花、変わってる(2011/10/31)





アキアカネ、ほんとに真っ赤だ(2011/11/1)




ミニチュアライズしてみた(2011/11/1)




竹林、清々しい(2011/11/1)





南管理事務所(御津側)の照明(2011/11/2)




ふるさと公園周辺にて(2011/11/2)





この時間帯のこのもみじが好きだ(2011/11/4 8:22)




凄いコントラストだ(2011/11/4)






挨拶するバッタ(2011/11/4)




コンデジ(リコー CX5)で撮る写真は楽しい!