プロフィール
nmaruGT
nmaruGT

のき山放送局で紹介されました!





丸地典利です。 
47歳の夏に直腸にガンが見つかり切除手術を経験しました。
この経験を書き留めようと始めたのがこのブログです。 ガンが発見されたことは、自分にとってそれはそれは大きな衝撃でした。自分の中の何かが変わっていく大きな機会になったことは確かです。




 2016年8月29日
このブログを開設して5年が経過しました。 
直腸ガンの手術からも5年が経過し、病院からは成績優秀で卒業証書をいただきました。 何度かイレウスを発症していますが、後遺症は日常生活に殆ど影響しなくなりました。 体のために術後1年目から始めたランニングも、すっかり習慣化して、フルマラソンのタイムを追求するようになっています。
ブログの内容も日常の出来事や未来への活動が中心になってきました。





ガンや手術に関する記事をお探しの方は、2011年9月の周辺をご覧ください。


オーナーへメッセージ


QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 43人

2011年10月07日

術後4日目

10月4日、術後4日目

食事を開始。
持参内服薬を開始。
点滴は継続。


起床して洗顔、歯磨きをして、髭を整えた。
この動作は、普通に出来る。
やっと人間になってきた感じがする。
妻は9時前に病室へやってきた。


今日から食事が開始された。
大量の水で少しのお米を炊いた、お交じりは味も素っ気も無くのどを通らない。
点滴で栄養は満たされているため、食べたい気持ちにならないのだ。
せめて味があれば、もう少し進むと思うが、究極の薄味(無味)は食欲さえ出ない。

それでも、なんとか半分以上は腹に入れるように努めた。
お通じを促す元が無ければ始まらない。


以下に、うんざりしたその日の食事画像を添付する。

朝食



午前のおやつ



昼食



午後のおやつ



夕食



夜食



食事は不味いが、体は快調。
日に日に回復する体の力に驚きを隠せない日々が続いていた。


このままの調子で行けると思っていた。


  
タグ :お交じり


2011年10月07日

術後3日目

10月3日、術後3日目

飲水可能。
検査のための採血。
洗髪ですっきり。
ガス開通。


日に日に回復していることを実感している。
一人で動ける範囲も増してきたので、洗髪を行った。

最初は妻にお願いする予定であったが、看護師と実習生でやっていただけるとのことでお願いした。
汗を掻きながら痛みに耐え、もがいた頭皮は脂と汚れでべっとりしており、早くすっきりしたかった。

洗髪は専用の部屋がある。
仰向け、前屈みの両方対応できるが、傷口を延ばすのは良くないのか、前屈みの姿勢となった。
看護師と実習生は丁寧で優しいため、体への負担を考えて1回洗いだけ。。。
ゴシゴシするのは、もう少し回復してからにしよう。

洗髪から帰るとやはり横にならないともたない。
回復はしているが、思った以上に消耗が早い。




午後も散歩をして体を動かす。
体を動かした後に飲水すると、その刺激によってか腸が動き出すのがわかる。
ベッドに横になっていると何やら肛門の辺りがモゾモゾしだした。
肛門付近の内側に感覚があることが、まず嬉しかった。

念のために、トイレに座ってしばらく待っていると。
腸がグルグルと音を立て右下から上に昇り、右から左へ、そして下へ下降していった。
聞きなれた音が病室のトイレに響いた。

病室にいた妻も喜んだ。
こんなにこの音に対して喜んだことは無い。
第一関門を突破した瞬間だった。


この日は順調で何のトラブルも無く、晩も問題ないと予想されたので、
長らく泊り込んで頂いた妻には今日から家で寝てもらうことにした。

  
タグ :ガス洗髪


2011年10月07日

術後2日目

10月2日、術後2日目

本日の回診後から飲水可能。
栄養分は点滴で補充することに変わりなし。
酸素の鼻管が外れる。
尿管外れる。

この日は日曜日のため、病院スタッフが少なく、体拭きはないとのこと。
飲水はできるが、点滴で補充されているため、飲みたい気持ちは起きない。
積極的に飲んで、腸を目覚めさせねば。


昨日の2回目の散歩で、かなりの距離を移動できることがわかっていたので
午前中に尿管を抜くことにした。




まずトイレまで歩行し、車椅子用トイレで看護師に抜いていただいた。
尿管は約20センチほど入っている。
看護師は、「それでは抜きますね。」と言うや否やスルッと一気に抜き去った。
心配した痛みを感じる暇も無く、事は無事に終了した。

直腸切除手術は骨盤の奥深くで行うため。尿を制御する神経を傷つけやすい。
最初は、何らかの排尿障害が出る場合があるとのこと。この点もかなり心配した。
私の場合は、尿意や尿残量などの感覚、尿を出す止める制御など問題は無く、ホッとした。
手術における技術の高さが現れるところだと思う。


午後からも散歩をして、なるべく体を動かすように努めた。
ベッドからの起き上がりも何とか自分で出来るが、その際に強烈な痛みが襲ってくる。
すべての行動がスローモーションだ。


そんな中、娘が見舞いに来てくれた。
部活動の練習試合が病院の近くの高校であったとのことで寄ってくれた。
来週の修学旅行も近づき、彼女のテンションは最高潮だ。
ただ、今の私には騒がしさと感じてしまい少し苦痛だった。
私を元気付けようとしていることはわかるのだが。。。

妻に娘を家まで送ってもらった。


術後の山場は通過して、病院の術後計画に照らしてもほぼ順調に推移している。
本来は不要かもしれないが、念のため今晩も妻に泊り込みをしてもらうことにした。

  


ロゴ

新規登録 | ログイン | ヘルプ
 [PR] 【みんなで投稿!】飲食店さん応援ブログ