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のき山放送局で紹介されました!





丸地典利です。 
47歳の夏に直腸にガンが見つかり切除手術を経験しました。
この経験を書き留めようと始めたのがこのブログです。 ガンが発見されたことは、自分にとってそれはそれは大きな衝撃でした。自分の中の何かが変わっていく大きな機会になったことは確かです。




 2016年8月29日
このブログを開設して5年が経過しました。 
直腸ガンの手術からも5年が経過し、病院からは成績優秀で卒業証書をいただきました。 何度かイレウスを発症していますが、後遺症は日常生活に殆ど影響しなくなりました。 体のために術後1年目から始めたランニングも、すっかり習慣化して、フルマラソンのタイムを追求するようになっています。
ブログの内容も日常の出来事や未来への活動が中心になってきました。





ガンや手術に関する記事をお探しの方は、2011年9月の周辺をご覧ください。


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2012年10月14日

何度見ても感動!

2012年10月14日 何度見ても感動!


机の下のDVDを整理していると、大好きな人の録画が出てきました。 
もう一度そのDVDを見てみると深い感動が蘇り、
勇気が湧いてくるのが分かりました。


2006年のトリノ五輪で、荒川静香選手はフィギュアスケートにおいて
アジアでそして日本人初の金メダルを獲得しました。

私は、ライブで流れるその演技をパソコンで録画しながら
画面に見入っていました。

リンクに現れた瞬間、その落ち着いた表情から
自信と成功への期待が感じられ、
見ているこちらまでリラックスしたことを覚えています。

優雅で流麗な演技。 全ての動作が滑らかに繋がり、
途切れることなくそれでいてメリハリのある強く美しい動きに魅了され、
いつしか涙が溢れていました。

何度見ても感動!


涙が溢れるには理由がありました。 
かなり自分が行き詰まっていた時だったのです。

その演技を見て、「よし、続けよう!」と決意できました。 
スポーツにこのような力があることを初めて知ったのが、
この時だったのです。

結果、次の年に私は一歩進むことができました。 
荒川静香選手のあの演技と金メダルが無ければ、
私の結果は無かったかもしれません。



荒川静香選手の金メダルへの道のりは、
決して平坦ではありませんでした。


オリンピックを前に、フィギュアスケートの採点法が
大きく変わったのです。

得意技のイナバウワー。 実は得点が付きません。 
華麗なスピンにも高い得点が望めなくなりました。

一から滑りを作り直す必要があったのです。


彼女は10歳で3回転ジャンプをマスターして天才少女と呼ばれ、
2004年の世界選手権で世界の頂点に立ちました。

このことで目標を失いかけた時に採点基準が変わったのです。


新採点法で争われた2005年の世界選手権で、
荒川選手は9位と惨敗しました。 
このことが彼女に奮起を促しました。

「今までのことを振り返らずに、
今が一だと思って毎日そこから進んでいこうって、
それだけですね。」 荒川選手はこう言っています。

その後のグランプリシリーズでも新採点法に阻まれて
なかなか点数が伸びません。 

最高難度レベル4として練習を積んだスピンが
そのレベルに達しなかったのです。

点数を伸ばすために、
さらに難しい技術を取り入れなければなりませんでした。 

次第に本人が望む美しい演技から離れて
点数のための演技になっていきました。


どん底を味わっているそんなとき、
ファンからのメッセージの一通に目が留まりました。

「点数を狙うのはスポーツ選手としては当然です。
でも、美しくあってほしい。たくさん回転するよりも
優雅に舞う姿が素敵だなと思います。」

技のレベルを追求してきた荒川選手は、
自分らしく美しく滑ってみたいと思い直しました。

しかし、美しく滑ることが必ずしも得点に結びつかない新採点法。
コーチからの指示を取り入れることに葛藤が続いていました。


荒川選手は自ら考え、コーチに点数を上げる新しい方法を提案し、
目標レベルを次の試合で獲得したのです。

しかし、そこに浅田真央選手という若い才能が立ちはだかりました。
ロシアのスルツカヤ選手も脅威でした。


オリンピックまで2ヶ月と迫った12月、
荒川選手はコーチを変えていました。 

どうしても一緒に滑って見せてくれるコーチが必要だと
彼女が決断したからです。

荒川選手の勝利への執念が作り出した大きな賭けしでした。

オリンピックを目前に控えた1月、荒川選手は
更に大きな決断を下します。 
フリーの曲を変更したのです。

選んだのは一昨年の世界選手権で優勝した時の曲、
「トゥーランドット」でした。

そしてもう一つ、自分らしい演技の象徴、
一度封印した「イナバウワー」を取り入れること。 

たとえ得点に結びつかなくても、
オリンピックでこの技を復活させることにしたのです。

何度見ても感動!


トリノオリンピックの開会式で、
荒川選手に思いがけないことが起こりました。 

パヴァロッティが「トゥーランドット」を歌ったのです。
荒川選手は運命的なものを感じたと言っています。

ショートプラグラムは3位。

そして、自己最高得点で金メダル。


得点と美しさを追い求め、諦めず勝つまで続けた結果でした。


オリンピックのフリーの演技には、
それまでの全てが凝縮されていると思います。

何度見ても感動の演技です。 
今もこの演技を見て多くの人が救われているのでしょうね^^








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Posted by nmaruGT at 23:04│Comments(0)思うこと
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