すべての人を輝く宝に!自分軸を見出して【人生第三章】を意図して生きる › 2024年11月05日
2024年11月05日
完結編(第一〜八章)「心のよりどころを未来へつなげる」丸地典利【人生デザインコーチ】
## 心のよりどころを未来へつなげる:「新たな価値の創造」
この物語は、丸地典利が故郷に戻り、
地域再生と自己発見の道を歩む姿を描いています。
彼は47歳で大腸がんを患い、
そこから自分の人生を振り返り、
故郷の人々や自然が
自分を育ててくれたことに深い気づきを得ます。
この気づきが、
地域への感謝と恩返しの思いを生み出し、
田んぼの再生や古民家の活用を通じた
地域活性化に取り組む原動力となります。
棚田のオーナー制度や
古民家を使った研修施設の設立を通じ、
訪れる人々が自然と触れ合いながら
自分の力や可能性に気づき、
それを磨いて輝かせることができる場を
提供しようとしています。
プロジェクトはまだ途中ですが、
自然との一体感を大切にしながら、
地域経済の活性化にも寄与しつつ、
人々が癒され、
成長できる場所を目指しています。
---
## 第一章: 「故郷に息づく心のよりどころ」
今、私は故郷にある古民家に座っています。
この場所に戻ってきて、最も強く感じるのは
「感謝」の気持ちです。
ここは私が生まれ育った土地であり、故郷です。
幼少期から中学、高校、大学、そして就職まで、
私はずっと自分の力で生きてきたと信じていました。
しかし、47歳のときに大腸がんを患い、
大手術を受けることで、
人生を深く考え直す時間が与えられました。
病気はつらい経験でしたが、
それがなければ私は、
自分がどれほど多くの支えを受けて
生きてきたかに気づくことはなかったでしょう。
私の両親はこの地域で商店を営んでおり、
地域の人々が日々の生活に必要なものを
買いに来てくれていました。
その収益が私の大学進学を支え、
私の成長を支え続けてきたことに気づいたとき、
私は感謝の念でいっぱいになりました。
これまで見えていなかった地域の人々の支え、
自然や風景への想いが、
病気を通じて初めて言葉として形を成し、
私の心に刻まれました。
この地域が抱える少子高齢化や
過疎化の現実を考えるとき、
私を育ててくれた人々に恩返しがしたいという
強い思いが沸き上がってきました。
今度は、私がこの地域を支え、
未来に向けて役立つことをしていきたい。
それが私の原動力となっています。
---
## 第二章: 「調和を育む新たな出会い」03:35
13年前、私は大病を経験し、
そこからの約5年間は
自分探しの旅のような日々でした。
当時、
私は大手企業の製品開発部に勤めており、
技術職として忙しい日々を送っていましたが、
仕事のストレスもあり、心は閉ざされがちでした。
そんなある日、
ふとFacebookで見知らぬ人から友達申請が来ました。
最初は戸惑いましたが、
その人が同年代で隣町に住む方だとわかり、
少し興味が湧きました。
その方はウナギ養殖に携わっており、
普段接することのない分野の方です。
「とりあえず友達になってみよう」という
気持ちで承認したことが、
私の生活に新たな風を吹き込むきっかけとなりました。
彼は非常に社交的で、
豊橋のビール電車やおでん電車といった
ユニークなイベントに私を誘ってくれました。
病気後の新しい生活を模索していた私は、
思い切って参加してみることにしました。
すると、
地域の経営者たちとの出会いが次々と広がり、
会社の狭い人間関係とは異なる
豊かなつながりが生まれました。
その後、
さまざまな研修や講演会に参加する中で、
営業塾にも誘われ、
営業の真髄である「自分自身を売る」という
新たな視点に出会うことができました。
この経験を通じて、
自分の人間力や本当にやりたいことに気づかされ、
さらに自分の内なる声に耳を傾けるようになりました。
---
## 第三章: 「田んぼに込めた未来への種」11:31
休耕田が増えると、景観が損なわれ、
地域全体の活力も衰えてしまいます。
私は、この土地の美しい景色を取り戻し、
かつてのように人々が集まる場所にするために、
田んぼを再生する活動に取り組み始めました。
「とにかく人を集め、地域を賑やかにし、
景観を保てば、きっと良い循環が生まれるはずだ」という
強い思いで、このプロジェクトに取り組んでいます。
また、
かつて参加したボンド塾の仲間たちとのつながりを活かし、
SNSや口コミを通じて活動を広げています。
昔のように家族総出で稲刈りを行う風景が戻り、
子供たちの笑い声が響く谷を取り戻したいという願いが、
私の中で大きな目標となっています。
田んぼの再生を通じて、
未来に向けて種を蒔くような思いで取り組んでいます。
さらに、
このプロジェクトが
地域の経済活性化にもつながることを期待しています。
---
## 第四章: 「挑戦と調和の道」14:31
田んぼの再生を始めて八年が経ちましたが、
まだ大きな成果を上げられていません。
それでも、少しずつ田んぼの面積を広げ、
地道な活動を続けています。
現状では、
私がほとんど中心的な役割を担っている状態ですが、
今後はこのプロジェクトにもっと深く関わり、
協力してくれる仲間が必要です。
そのためには収益を確保し、
関わる人々に報酬を支払える体制を築く必要があります。
農業やお米作りだけでは
収益性に限界があるため、
関連事業を模索し、
新たなビジョンに向けて調和を保ちながら
進めていきたいと考えています。
地域を再生し、
持続可能な形で未来へつなげるために、
調和を大切にしつつ、一歩ずつ挑戦を続けています。
---
## 第五章: 「古民家に息づく新たなビジョン」15:33
私は、古民家を地域再生の拠点として活用し、
訪れる人々が心身を癒し、
自分の宝を見つけ出すための場にしたいと考えています。
この古民家は、地域の方が長年大切にしてきた場所であり、
私は「vision漆嶋」という名前をつけました。
このビジョンには、
自然に囲まれた環境で心と体のバランスを整え、
人々が自らの可能性に気づき、
輝かせることができる場所にしたいという
願いが込められています。
訪れる人々が、
自然と触れ合いながら
農業体験を通じて自分自身を見つめ直し、
未来へ向けて一歩を踏み出すきっかけを
提供できればと考えています。
昨日(2024.10.15)も、
訪れた若い家族の方々がアイディアをたくさん出してくれ、
掃除や脱穀作業を通じて
地域に貢献する案を提案してくださいました。
彼らがこの場所で過ごし、
共に学び、心のよりどころを未来へつなげていけるような
拠点を目指しています。
---
## 第六章: 「地域の息吹を次世代へ」18:59
私が手がける人材育成や
コーチングといった事業を拡大することで、
この古民家のリノベーションを進め、
地域に新しい風を吹き込むことが目標です。
地域の魅力を活かしながら、
古民家の素材を活用して、
訪れる人々が地域の風情に触れながら
学べる施設に仕上げたいと考えています。
さらに、
四谷千枚田の周辺に商業施設を誘致し、
滞在型の観光地としても
発展させていきたいと願っています。
保存会の一員として地域の高齢化に向き合い、
次世代にこの土地の魅力と価値をつなぐために、
さらに若い世代の意見や力を取り入れながら、
地域全体が活気づく未来を目指しています。
---
## 第七章: 「癒しと気づきの場の創造」20:28
この地域の美しい景色に癒される人が多くいますが、
私は癒しにとどまらず、
訪れる人が自分自身の内なる力に気づき、
それを日常生活に持ち帰って活かせるような
体験を提供したいと考えています。
そのために、
棚田のオーナー制度や研修プログラムを通じ、
自然と触れ合いながら
自己発見を促す場を提供しています。
ただ癒されるだけではなく、
ここでの気づきを心に刻み、
日常で輝かせていけるようなプログラムにより、
この地域全体を
「癒しと成長の場」にしたいと考えています。
人々が新しい自分に出会い、
未来に向けて力強く歩むきっかけを
提供できることが私の願いです。
---
## 第八章: 「未来につなげる変化の一歩」21:41
このプロジェクトはまだ道半ばですが、
自然との一体感を大切にし、
少しずつ着実に変化を起こしていくことを
楽しんでいます。
棚田オーナー制度や、
地域の酒蔵と協力したお酒の醸造も、
その一環です。お酒は神聖なものであり、
自然と人とのつながりを象徴する存在でもあります。
この地で醸造されるお酒には、
地域の息吹と心の拠り所が込められているのです。
私の願いは、
この地域が訪れる人々にとって
癒しと気づきの場であり続けること。
そして、
ここで得たエネルギーを持ち帰り、
日常生活をより豊かにしてもらえることです。
未来に向けた新たな価値を創造し続けることで、
この土地を次の世代にも繋げていきたいと考えています。
