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のき山放送局で紹介されました!





丸地典利です。 
47歳の夏に直腸にガンが見つかり切除手術を経験しました。
この経験を書き留めようと始めたのがこのブログです。 ガンが発見されたことは、自分にとってそれはそれは大きな衝撃でした。自分の中の何かが変わっていく大きな機会になったことは確かです。




 2016年8月29日
このブログを開設して5年が経過しました。 
直腸ガンの手術からも5年が経過し、病院からは成績優秀で卒業証書をいただきました。 何度かイレウスを発症していますが、後遺症は日常生活に殆ど影響しなくなりました。 体のために術後1年目から始めたランニングも、すっかり習慣化して、フルマラソンのタイムを追求するようになっています。
ブログの内容も日常の出来事や未来への活動が中心になってきました。





ガンや手術に関する記事をお探しの方は、2011年9月の周辺をご覧ください。


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2018年04月30日

【悲報】 代かき体験できず・・・

2018.4.30
【悲報】 代かき体験できず・・・


「できるだけ早めに始動して、

 パディーキーパーの全ての田んぼの代かきを

 今日、終えてしまおう」



集合時間の1時間前に田んぼへ入って、

耕運機を次の田んぼへ移動し始めました。



四谷の千枚田に限らず、

急な坂が多い棚田の場合、

耕運機などを移動させるのには、

危険が伴ないます。



細心の注意をはらって、

リバースにギアを入れて

下り坂を後退していきました。



「ちょっと進路を曲げよう」



クラッチを握った瞬間、

動力から切り離された右のタイヤが

思ったより多く空転し始めました。



「止めなきゃ!」



握ったクラッチを開放すれば、

動力がつながって急減速します。



ところが、

何を間違えたのか、

両方のクラッチを握ってしまいました。



減速するっどころか、

急加速して後退し始めました。



「危ない!」



その瞬間、

バッシヤーン!



斜め後ろの田んぼに

耕運機の右車輪が落ちて、

田んぼの中に耕運機が横倒しになりました。



プスッ・・・

おかしな音を発して

ディーゼルエンジンが急停止。



横倒しになった重い耕運機を、

渾身の力を振り絞ってもとに戻しました。

泥で汚れた本体部分を洗い流しました。



心臓の鼓動が高まっていました。



「エンジン、かかってくれ・・・」



デコンプレバーを引いて、

始動のためにレバーで回転させよ・・・ん?

させ・・・え?



(硬くて全く回らない・・・)



汗が噴き出してきました。



まさか、

水がピストンに入り込んだのか?



何度回そうとしても、

全く動かず、跳ね返されるだけでした。



後半の田植えの計画が

ガタガタと崩れていくようでした。



農機具店へ電話をすると、

現場での対応は無理だと伝えられました。



数時間後、

鉄の塊を男3人で引っ張り出して、

耕運機は病院へ入院し、集中治療室へ。



午後、

病院へ見舞に行くと、

シリンダーヘッドが分解されて、

泥水が床を汚していました。



症状はかなり深刻でした。



圧縮できない泥水がシリンダーに入り込んだので、

圧縮させたいフライホイールの強大な慣性が、

コンロッドを変形させたとのことです。



大手術には2日を要するとのことで、

予定した代かき作業は、

後ろへ・・・



今後の予定を、

見直さないといけない事態となりました。



代かき体験で参加された方々には、

2018シーズンから増やした田んぼへの

水引き作業をしていただきました。



気が動転していたのでしょう。

作業写真は一枚もなし・・・



お疲れさまでした。



さあ、どうする??







いつもありがとう
  
タグ :耕運機