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のき山放送局で紹介されました!





丸地典利です。 
47歳の夏に直腸にガンが見つかり切除手術を経験しました。
この経験を書き留めようと始めたのがこのブログです。 ガンが発見されたことは、自分にとってそれはそれは大きな衝撃でした。自分の中の何かが変わっていく大きな機会になったことは確かです。




 2016年8月29日
このブログを開設して5年が経過しました。 
直腸ガンの手術からも5年が経過し、病院からは成績優秀で卒業証書をいただきました。 何度かイレウスを発症していますが、後遺症は日常生活に殆ど影響しなくなりました。 体のために術後1年目から始めたランニングも、すっかり習慣化して、フルマラソンのタイムを追求するようになっています。
ブログの内容も日常の出来事や未来への活動が中心になってきました。





ガンや手術に関する記事をお探しの方は、2011年9月の周辺をご覧ください。


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2014年06月04日

【電話の向こうで母は泣いていた】 父の転院

2014.6.4
 【電話の向こうで母は泣いていた】 父の転院


夜、母から電話がありました。

その声は
涙ぐんで震えていました。



昨日父は、
約4ヶ月お世話になったリハビリ病院から
療養型病院へ転院しました。

転院して2日目の今日、
母は父の様子を見に行ったそうです。


リハビリ科はありますが、
今までとはその質や量は違います。

そのことは分かって納得して
他に選択肢が無いことも
承知の上のことです。


でも、


「寂しい」


母は言いました。


父が倒れたとき
生死を彷徨う状態から
今こうしていられるのは
奇跡だと分かっているけれど寂しい。

この選択肢しかなかったことが
寂しい。

療養型へ転院したことが
父を見放してしまったようで、
そんな自責の念に息がつまり
私に電話をしてきたようでした。


「お父さんにね、
 Dさんのこと話したらね、

 喜んでくれてね・・・

 俺も頑張るって
 言ってくれてね。

 いい孫がいて幸せだって・・・」


電話の向こうで
母は泣いていました。








いつもありがとう


  
タグ :療養型転院