すべての人を輝く宝に!自分軸を見出して【人生第三章】を意図して生きる › 2013年04月08日
2013年04月08日
イレウス発症2-3 「安心」を心へ届ける仕事
2013.4.8
イレウス発症2-3
「安心」を心へ届ける仕事
入院3日目、月曜日。
昨日までの暴風の名残が
今朝の豊橋には残っていました。
今日は息子の高校入学式。
天気が回復してやれやれです。
イレウスはほぼ回復して、
本日昼から食事が始まりました。
絶食→重湯→五分粥→全粥
この工程を経なければならず、
順調に行って退院は水曜日か木曜日。
なんとしても、前倒しを狙って
いい子ちゃんで行かねば。。。
今回も、手術を回避できたので、
大部屋を選択して節約しました。
大部屋には、
人間模様、人生劇場があります。
昨日も向かいの患者さんと
看護師さんが一戦を交えていました。
安藤さん(仮名)60代前半は
胃の腫瘍を切除するために
昨日奥様に付き添われて入院されました。
どうやら、入院することが初めてで、
看護師や医師からの説明に
細かく質問を投げかけていました。
日曜日に入院して、
火曜日の朝が手術です。
わからない言葉が多いことと
頻繁に入れ替わる看護師の説明に
半ばイライラを隠せない口調でした。
病室はカーテンで仕切られているので、
表情は見えません。
しかし、
声だけで十分に表情を表してくれます。
「どうして糖尿病の薬を突然止めたんだ?
内科の先生に相談したのか?」
「・・・えぇ、相談して・・・」
「じゃあ血糖値が上がったらどうするんだ?」
「インシュリンを打ちます!」
「いきなりインシュリンなんておかしいだろ!
何でそんな判断があんたに出来るんだ?」
「ですから、200を超えた場合です・・・」
・・・・・
・・・
手術をすれば暫く薬は飲めません。
血糖値をコントロールするために
手術の前から血糖値の推移を見る必要があります。
私は安藤さんが手術前のイライラを
看護師へぶつけているだけだと思っていました。
その後、医師が安藤さんへ薬の件を説明して、
なぜ薬を止めたのかを納得されたようです。
医師が去った後、「不安なんだよ・・・」
こう安藤さんのベッドから
つぶやきが聞こえてきました。
そうです。「不安」なんです!
初めて入院して大きな手術を受けること。
どんなに説明をされても、安心はできません。
私もそうだったことを後から思い出して、
安藤さんに悪いことをしたと思いました。
自分もそうだった。
手術前日は不安でいっぱいだった。
看護師も精一杯説明しました。
しかし、ちょっとした言葉のズレが
どんどんと不信感へ変わっていきました。
もう少しだけ患者さん側に立ってあげれば。。。
でもね、
入院するといつも思います。
看護師の仕事は本当に大変だということを。
物理的な仕事だけでもヘトヘトなのに、
昼夜逆転してなお
患者さんの心へ笑顔で「安心」を届ける仕事。
それが、どれだけ大変なことか…
献身的に働く看護師さんを
私はいつもありがたく思っております。
ありがとう。
付録 今日の食事
昼食

夕食

夕陽

イレウス発症2-3
「安心」を心へ届ける仕事
入院3日目、月曜日。
昨日までの暴風の名残が
今朝の豊橋には残っていました。
今日は息子の高校入学式。
天気が回復してやれやれです。
イレウスはほぼ回復して、
本日昼から食事が始まりました。
絶食→重湯→五分粥→全粥
この工程を経なければならず、
順調に行って退院は水曜日か木曜日。
なんとしても、前倒しを狙って
いい子ちゃんで行かねば。。。
今回も、手術を回避できたので、
大部屋を選択して節約しました。
大部屋には、
人間模様、人生劇場があります。
昨日も向かいの患者さんと
看護師さんが一戦を交えていました。
安藤さん(仮名)60代前半は
胃の腫瘍を切除するために
昨日奥様に付き添われて入院されました。
どうやら、入院することが初めてで、
看護師や医師からの説明に
細かく質問を投げかけていました。
日曜日に入院して、
火曜日の朝が手術です。
わからない言葉が多いことと
頻繁に入れ替わる看護師の説明に
半ばイライラを隠せない口調でした。
病室はカーテンで仕切られているので、
表情は見えません。
しかし、
声だけで十分に表情を表してくれます。
「どうして糖尿病の薬を突然止めたんだ?
内科の先生に相談したのか?」
「・・・えぇ、相談して・・・」
「じゃあ血糖値が上がったらどうするんだ?」
「インシュリンを打ちます!」
「いきなりインシュリンなんておかしいだろ!
何でそんな判断があんたに出来るんだ?」
「ですから、200を超えた場合です・・・」
・・・・・
・・・
手術をすれば暫く薬は飲めません。
血糖値をコントロールするために
手術の前から血糖値の推移を見る必要があります。
私は安藤さんが手術前のイライラを
看護師へぶつけているだけだと思っていました。
その後、医師が安藤さんへ薬の件を説明して、
なぜ薬を止めたのかを納得されたようです。
医師が去った後、「不安なんだよ・・・」
こう安藤さんのベッドから
つぶやきが聞こえてきました。
そうです。「不安」なんです!
初めて入院して大きな手術を受けること。
どんなに説明をされても、安心はできません。
私もそうだったことを後から思い出して、
安藤さんに悪いことをしたと思いました。
自分もそうだった。
手術前日は不安でいっぱいだった。
看護師も精一杯説明しました。
しかし、ちょっとした言葉のズレが
どんどんと不信感へ変わっていきました。
もう少しだけ患者さん側に立ってあげれば。。。
でもね、
入院するといつも思います。
看護師の仕事は本当に大変だということを。
物理的な仕事だけでもヘトヘトなのに、
昼夜逆転してなお
患者さんの心へ笑顔で「安心」を届ける仕事。
それが、どれだけ大変なことか…
献身的に働く看護師さんを
私はいつもありがたく思っております。
ありがとう。
付録 今日の食事
昼食
夕食
夕陽