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のき山放送局で紹介されました!





丸地典利です。 
47歳の夏に直腸にガンが見つかり切除手術を経験しました。
この経験を書き留めようと始めたのがこのブログです。 ガンが発見されたことは、自分にとってそれはそれは大きな衝撃でした。自分の中の何かが変わっていく大きな機会になったことは確かです。




 2016年8月29日
このブログを開設して5年が経過しました。 
直腸ガンの手術からも5年が経過し、病院からは成績優秀で卒業証書をいただきました。 何度かイレウスを発症していますが、後遺症は日常生活に殆ど影響しなくなりました。 体のために術後1年目から始めたランニングも、すっかり習慣化して、フルマラソンのタイムを追求するようになっています。
ブログの内容も日常の出来事や未来への活動が中心になってきました。





ガンや手術に関する記事をお探しの方は、2011年9月の周辺をご覧ください。


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2018年05月14日

【開発者は】 お客様の気持ちを知らない

2018.5.14
【開発者は】 お客様の気持ちを知らない


「やっと気持ちを分かってくれた!」

このように話してくれた。

その商品は、

コチラ↓↓↓








私も「ゴキブリ」は嫌いです。

羽ばたかれたりしたら、

奇声が出るかも・・・



さて、

冒頭の方は、

「ゴキブリ」と口にするのもイヤで、

人に伝えるときは「G(ジー)」と言って

なんとか分かってもらうくらい嫌いです。



当然ですが、

あの形が描かれていたり、

名前が印刷されているだけで、

近寄りたくない。

いや、

【近付けない】 のです!



殺虫剤には、

その効果を謳うために、

強烈に強調したアイツの絵や、

赤い極太大文字でアイツの名前が印刷され、

ドラッグストアの棚に陳列されているのが

常です。



しかし、

殺虫剤が欲しいのに、

その名前も言えず、

ましてや陳列棚にも近付けない人が居ることを、

商品開発者は知らないのです。



開発者は、

いかに早く、そして完全にヤツをやっつけるか!

そして、

その効果を、

強烈にパッケージングするかが、

お客様の求めるところと考えています。



実は、

「効果を強烈にパッケージングする」ことは、

お客様抜きの、独りよがりだったのです。



冒頭の方は、

この商品を知ったとき、

「やっと私の気持ちを分かってくれる

 商品ができた!」

この様に思ったそうです。



早速、

ドラッグストアに買いに行きましたが、

陳列棚に近づけませんでした。



ヤツが描かれたたくさんの商品に、

近付けないのです。



店員さんに頼みました。



「すみません。。。

 あの、、、

 殺虫剤を探しているのですが・・・」



店員さんに、

ヤツの名前を伝えることができません。



殺虫剤売り場に近づいて、

商品の特徴を伝えて、

店員さんに買い物かごへ入れてもらいました。








レジで支払いを済ませたときに、

「あのぉ・・・

 この商品のパッケージを

 はがして貰えませんか。。。」



この商品を購入しても、

脱皮させなければ、

ヤツが描かれたままです。



ヤツが描かれたままだと、

手に取ることもできないのです。








店員さんにパッケージをはがしてもらって、

やっと使用可能な状態になりました。








このくらい、

イヤな人はヤツがダメなのです。



機能だけではダメです。

何に困っているのかを、

深く洞察することが、

商品を開発する者には求められています。







いつもありがとう