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のき山放送局で紹介されました!





丸地典利です。 
47歳の夏に直腸にガンが見つかり切除手術を経験しました。
この経験を書き留めようと始めたのがこのブログです。 ガンが発見されたことは、自分にとってそれはそれは大きな衝撃でした。自分の中の何かが変わっていく大きな機会になったことは確かです。




 2016年8月29日
このブログを開設して5年が経過しました。 
直腸ガンの手術からも5年が経過し、病院からは成績優秀で卒業証書をいただきました。 何度かイレウスを発症していますが、後遺症は日常生活に殆ど影響しなくなりました。 体のために術後1年目から始めたランニングも、すっかり習慣化して、フルマラソンのタイムを追求するようになっています。
ブログの内容も日常の出来事や未来への活動が中心になってきました。





ガンや手術に関する記事をお探しの方は、2011年9月の周辺をご覧ください。


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2012年09月10日

大腸内視鏡検査

2012年9月10日 大腸内視鏡検査


昨晩の腹痛はしんどかったです。
就寝前に服用した下剤が、夜中の2時頃に暴れだしたのです。




昨年の手術後から体質が変わったのか、
便秘気味になりました。

便秘気味のため、それなりにスタックしてたようで、
下剤が体に作用しても、スタックした固形物が動かない!

腸が収縮しても、思ったように押し出されないので、
激痛による脂汗で、気持ち悪くなるわでとっぷり疲れました。

小一時間、小部屋で耐えていたと思います。


それなりに排出されれば、後は流れに身を任せて
今朝となりました。




朝ランできないのが、残念!

朝はもちろん断食で、
代わりに昨日紹介した洗浄剤をたっぷり2リットル飲みます。




この洗浄剤は、飲んでそのまま排出される感じで、
飲み始めて1リットル過ぎるあたりから、排便が始まります。

全て飲む頃(朝8時スタートで12時フィニッシュ)には
水便は予め説明書に示された状態になりました。

つまり、透き通ったってことです。

洗浄剤の排便は、全く痛みを感じません。
むしろ、飲み干す苦痛の方が大きいですね。

スポーツ飲料っぽい香りと味付けなのですが、
1リットルを過ぎると、それ以外のクスリ成分の味がわかってきて、
飲み込むのが苦痛になります。

今回は予め冷蔵庫で冷やしておいたのと、
気温が上昇したことで、昨年より飲みやすかったですね。

とにかく、腸内をきれいにするために、
飲み干しましたよ、絶好調で!


検査の予約は午後2時。
もしや、粗相をしてはと心配して妻の運転で目的地へ。
今日はこれが最後に吉と出ましたが、それは後ほど。。。


<大腸内視鏡検査>

受付を済ますと、簡単なアンケートを記載して
血圧測定を行います。

これは、もしポリープが見つかって、切除する際に
出血による事故を未然に防ぐためです。

私は該当するものはありませんでした。
血液の流れを良くする(固まりにくくする)クスリを服用している場合は
何日か服用を停止しなければ検査が受けられないようです。


さて、検査着と紙パンツが支給されます。
検査着は膝丈のプルオーバーで前後ろ区別無し。
紙パンツはお尻側に穴があって、穴がフラップで隠れている。




紙パンツを前後ろ逆に履く患者さんがいるらしく、
この点は繰り返し注意を受けました。

男性の場合は、シャレになりませんから。。。(汗)

前後ろをしっかり確かめて着用し、静かに待ちます。


検査室は狭いシングルベット状の台があって、
先生側にお尻を向けて横向きに横たわります。

このとき、体に金属の指輪などしていないようにします。
ポリープ切除のときに使用する高周波電流が影響するためとか。

横たわった台の自分の頭の上には、自分用のモニターが、
私の背後側に先生用のモニターがあって、状況を全て見ることが出来ます。


まず、先生の指によって肛門に軽い麻酔を塗ります。
(・・・突っ込まれます)
カメラの痛みを和らげるためです。

これは、特に痛みも無く、10秒以内の出来事です。

その後、肛門に潤滑のゼリーを塗布してカメラを入れていきます。
このとき、体は横向きで、お尻を突き出した格好です。

今回の先生は、私と年恰好が同じに見える男性でした。
(前回は若い女性の先生! これは単なる報告です。。)

今回の先生も上手でした。
全く痛みは無く、丁寧にゆっくり焦ることなく進みました。


カメラの先端には、以下の機能があるようです。
・照明
・水分吸引
・液体噴射
・気体噴出
・撮影

余分な水分を吸引しながら、時には液体を噴出して洗浄し
それを吸引する、といったことを繰り返しながら終点へ進みます。

終点は盲腸です。
小腸の門が見えたら、写真を撮りながら後ずさりしていきます。

腸は波の様に収縮運動しながらブツを移動させます。
今回のこの運動が活発であったので、途中で弱める注射を打たれました。
(昨年は無かった)

腸の運動を抑えて、腸内がよく見える様に空気で膨らませて、
写真を撮っていきました。

写真を撮る際は、体勢は仰向けになります。
仰向けになって膝を立てて、先生側、つまり右側の足を
左の腿の上に組む形で仰向けになりました。

ところどころ、凸凹したものが見えたので、
てっきり、またか! とガッカリしてたのですが、

「直腸の接合部分もきれいでしたし、
 ポリープはありませんでしたよ~」とのこと。

「よかった~」と思う反面、あの凸凹は??とモヤッとした気分。

いずれにしても、2週間後に写真とともに説明を受けるし、
経験ある先生の言葉を信じるしかありませんね。

検査が終わって、ベッドから降りるとき、
去年と違った疲れというか、違和感を感じました。

検査が終了してしばらくするとお腹が異常に痛むのです。
お腹が張ってチクチクと。

検査後に、トイレで大音響とともに十分ガスを出し切ったつもりでしたが、
どうやら予想以上の空気を詰め込まれたようです。

帰りの車の中は悶絶状態。。。
こんなときに限って、1号線は大渋滞なのです。

だからと言ってガスを車の中でぶちまけると、
それ以外の二次時被害が及ぶため、
ジリジリとした時間を脂汗とともにやり過ごしました。

「迂回路へ行ってくれぇぇぇ・・・」

自分で運転してなくて良かった!
妻に感謝でした♪


カメラにガスを抜く機能があれば、
もっと患者の負担が減るのに。。。と。

しっかし、今回の検査は 疲れましたね^^

皆さん、病気予防と早期発見のために
大腸内視鏡検査を受けましょう~
(受けたくなくなる内容ですが。。。)