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のき山放送局で紹介されました!





丸地典利です。 
47歳の夏に直腸にガンが見つかり切除手術を経験しました。
この経験を書き留めようと始めたのがこのブログです。 ガンが発見されたことは、自分にとってそれはそれは大きな衝撃でした。自分の中の何かが変わっていく大きな機会になったことは確かです。




 2016年8月29日
このブログを開設して5年が経過しました。 
直腸ガンの手術からも5年が経過し、病院からは成績優秀で卒業証書をいただきました。 何度かイレウスを発症していますが、後遺症は日常生活に殆ど影響しなくなりました。 体のために術後1年目から始めたランニングも、すっかり習慣化して、フルマラソンのタイムを追求するようになっています。
ブログの内容も日常の出来事や未来への活動が中心になってきました。





ガンや手術に関する記事をお探しの方は、2011年9月の周辺をご覧ください。


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2012年09月20日

欲深い私(2011年)

2012年9月20日 欲深い私(2011年)


2011年9月31日、ガン告知を受けた時、
「あぁ~よかった」と思ったことがありました。

その時の気持ちは、2011年8月31日のブログ
「検査結果」の後半に記載してあります。

私はがん保険に2口加入しているので、
診断給付金「200万円」を受けられると思ったのです。

正直なところ、この金額が告知されたその時に頭に浮かびました。

「かなりのおつりが来るな・・・」と。


ところが、私は診断給付金を受ける用件を満たしておらず、
病院でガンと診断されたのに診断給付金は貰えませんでした。

そのあたりのことは、2011年11月9日のブログ
「私のガンはガンではない!」に記載しましたのでご確認ください。



つまり、大腸の粘膜内に留まっているガンは
「上皮内新生物」という区分けで、
ガン保険上は「ガン」と区別されていいます。

私の直腸ガンは正に「上皮内新生物」だったのです。



非常に複雑な心境でした。
退院の日にみほちゃん先生から病理結果を聞いたとき、

「やはりそうか・・・」
というガッカリした気持ちがありました。

2011年10月15日のブログ
「退院」に病理診断結果を記載しました。

粘膜内に留まっているということは、
今後も転移の心配は殆ど「0」という
喜ばしいことなのに!、です。


その心境は、2011年11月11日のブログ
「複雑な心境だった(ガン画像)」に記載しました。


「上皮内新生物」なのに6時間半の大手術をして、
おまけに、診断給付金が出ないなんて。。。


では、お金が出れば納得できたのか?

粘膜を突き破って進行していた方が良かったっていうのか?

複雑な心境になること自体、
健康のありがたみや家族や周囲の心配を蔑ろにしてないか!


自分の欲深さが露骨に表れた出来事でした。


自分をわざと傷つけて、保険金を騙し取る悪の心が
自分のどこかにあるようで、嫌悪感を感じます。


貰えなかったギャップに苦しんだことに関しては、
保険の内容をしっかり理解していなかったことにつきます。

「上皮内新生物」でも診断給付金が受けられる特約を
当初からもしくは途中から付けておくべきでした。


というより、
お金では換えられない健康体を取り戻せた喜びを、

退院の際にみほちゃん先生から説明を受けたときに
どうして素直に感じられないのですか?


全く欲深い自分に呆れます。。