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のき山放送局で紹介されました!





丸地典利です。 
47歳の夏に直腸にガンが見つかり切除手術を経験しました。
この経験を書き留めようと始めたのがこのブログです。 ガンが発見されたことは、自分にとってそれはそれは大きな衝撃でした。自分の中の何かが変わっていく大きな機会になったことは確かです。




 2016年8月29日
このブログを開設して5年が経過しました。 
直腸ガンの手術からも5年が経過し、病院からは成績優秀で卒業証書をいただきました。 何度かイレウスを発症していますが、後遺症は日常生活に殆ど影響しなくなりました。 体のために術後1年目から始めたランニングも、すっかり習慣化して、フルマラソンのタイムを追求するようになっています。
ブログの内容も日常の出来事や未来への活動が中心になってきました。





ガンや手術に関する記事をお探しの方は、2011年9月の周辺をご覧ください。


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2014年09月14日

【手術の翌日から歩行訓練!】  2011年10月1日

2014/9/14
【手術の翌日から歩行訓練!】
 2011年10月1日


入院した9月28日は
様々な説明が有りました。

その中で一番驚いたのが
翌日の歩行訓練。。。

歩行が回復を早めることは
ガン経験者の同僚から聞いてはいました

しかし、傷口が塞がっていないであろう
手術の翌日から歩行訓練があるとは
夢にも思っていませんでした。


「傷口がパックリ開いて
 何か出てきたらどうしよう・・・」


考えただけで
恐ろしくなりました。


痛みで悶え苦しみ、
寝たかどうかも分からない夜を越えて
少しは落ち着いた翌日。

下腹部に4箇所あった耐え切れない痛みは
1箇所に減っていました。

しかしこれも鎮痛剤頼みの状態で、
薬が切れれば激痛が襲ってくる状態でした。

10時45分、
かわいらしい女性の看護師がやってきて、


「丸地さん、歩く訓練をするかねぇ」


「・・・・」


体を動かすとお腹はとびきり痛く
本当に歩けるのか???


自力では起き上がれないので、
寝ているベッドを徐々に起こしていきました。

30度、45度、、、
傷口付近から悲鳴が上がりはじめました。

ほぼ90度に上げてから、
補助してもらいながら
足をベッドの横へ出しました。

痛みがズキズキくる中では
全ての動きがスローモーションでした。

両足が床に着くと
ゆっくりと点滴棒の取っ手に体重をあずけ、
前かがみになって腰を浮かすことができました。

腰が引けた状態ながら、
一歩、一歩、足を交互に前へ運びました。

しかし、全く思い通りになりません。
それでも、病室の扉を開けて
廊下へ歩み出てみました。


深く息を吸って、
吐いてを繰り返し、
目標のトイレまで往復できるか!


「行ってみるか」


しかし5メートルほど進んで
息が荒くなりました。





半分程度でいやな汗が滲んできて、
そこで引き返しを決断。

初めての歩行後は痛みが出だし、
痛み止めの点滴を追加しました。

その後、うつろうつろと眠りに付き、
目覚めると明らかに体調が良くなっていました!


午後5時30分、2回目の歩行を行いました。

朝に比べれば格段に歩きやすく、
前屈みでゆっくりではありましたが、
確実に距離が伸びました。

病棟の端から端まで
往復できるまでに回復していました。

歩くこと、動くことで、
体中の巡りが良くなっている感覚も
実感できました。


「このまま行けば
 早く退院できそうだ・・・」


そう信じていました。


つづく






いつもありがとう