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のき山放送局で紹介されました!





丸地典利です。 
47歳の夏に直腸にガンが見つかり切除手術を経験しました。
この経験を書き留めようと始めたのがこのブログです。 ガンが発見されたことは、自分にとってそれはそれは大きな衝撃でした。自分の中の何かが変わっていく大きな機会になったことは確かです。




 2016年8月29日
このブログを開設して5年が経過しました。 
直腸ガンの手術からも5年が経過し、病院からは成績優秀で卒業証書をいただきました。 何度かイレウスを発症していますが、後遺症は日常生活に殆ど影響しなくなりました。 体のために術後1年目から始めたランニングも、すっかり習慣化して、フルマラソンのタイムを追求するようになっています。
ブログの内容も日常の出来事や未来への活動が中心になってきました。





ガンや手術に関する記事をお探しの方は、2011年9月の周辺をご覧ください。


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2014年09月18日

【低位前方切除術】  2011年9月30日の術名

2014/9/18
【低位前方切除術】
 2011年9月30日の術名


術後5日で突然崩れた体調の原因は
何だったのでしょうか?


2011年9月30日に受けた
直腸がんを切除する手術の術名は


「低位前方切除術」


腹膜反転部の下(低位)から
直腸を切り離すために
肛門とは逆のお腹側(前方)から
手術を行う術式です。




直腸は狭い骨盤の奥底にあるので
そこに出来たガンを切除するには
お腹を大きく切り開いて
直腸を覆う臓物を一旦外へ出してから
切り取らなければなりません。

このとき体には
相当な負担がかかると推測されます。

私の場合は腸の長さが人より短く
患部を切除して吻合する際に
血管を幾つか切って再度繋ぐ等
大変苦労されたと聞きました。

このようなことは
開けてはじめて分かるため
手術の時間が予定より遅れました。


直腸は腹膜反転部より下で切断して
吻合しますが、
骨盤の奥底の狭いところなので
手で吻合する事は極めて困難です。

そこで自動吻合器という
器械を用います。

簡単にいうと肛門から挿入して
腸と腸をホッチキスで繋ぐ器械です。








この器械が発明されていなかった頃は
直腸がんは全て人口肛門になっていた
とのこと。

肛門が温存できたのは
自動吻合器様のおかげです。。。


このように、
6時間半に及んだ手術は
かなり体に負担を与えるものでした。
(本人は麻酔で何も分からない…)

これが、
術後の体調悪化の一因かもしれません。





いつもありがとう